放射線について

【知識ゼロでもわかりやすい!】書籍「放射線について考えてみよう。」 放射線の影響、身の守り方から「被ばく線量」の意味、考え方まで

――放射線への関心が高まっているからこそ読んでおきたい――

この本は理学博士の多田 将さんが自身のサイトで
放射線について解説した内容がそのまま載ってあります。

  • なぜ、いまさら「放射線」について書こうと思ったのか
  • 放射線の種類とどうやって放出されるのか
  • 放射線の人への影響と守り方、測り方
  • 各放射性同位体ごとの特徴や半減期などの値

などが10章にわたってたくさんのイラストとともにわかりやすく書かれていて
放射線、物理の知識がゼロの人でもストレスなく読み進めることできると思います。
参考文献もそのタイトルから載せてあるので、もっと詳しく学びたい方はそっちものぞいてみてもよいかもしれません。

プロフィール
京都大学理学研究科博士課程修了、理学博士。
高エネルギー加速器研究機構 素粒子原子核研究所 准教授。

著書に、『すごい実験』『すごい宇宙講義』『宇宙のはじまり』『ミリタリーテクノロジーの物理学<核兵器>』『ニュートリノ』(以上、イースト・プレス)、『放射線について考えよう。』『核兵器』(明幸堂)がある

https://radiation.shotada.com/より

書評

書評とレビューの両方でいわれていることは

  • この本がとっても放射線の基礎からわかりやすく説明している。
  • 自分の頭で考えるきっかけを作ってくれた。
  • 放射線の関心がたかまっているからこそ読んでおきたい。

僕も大学で放射線を学んできましたが、放射線物理、生物、測定、安全管理の分野をここまでわかりやすくまとめたものは読んだことがありませんでした!

また、過去の被ばく事故とそのその対処、考察まで丁寧にかかれています。
その教訓をもとに、放射性物質を取り扱っている施設はどのような放射線防護、安全管理のシステムにのっとって事故が起きないようにしているのかも説明しています。

もちろん学生にもおススメします!!
あなたがもっている教科書に全部書いてありますが、知識が無い人にも読めるように書いてありますし、具体例もたくさん出てくるので辞書のようにも使えます!

これほど丁寧で網羅的に放射線を説明している本をほかに知らない。この本を書棚に入れておけば、なにか事が起こったときにいつでも引き出して正確な知識を得ることができるだろう。

健康診断でCT検査やPET検査を受けるときにも参考になる。しかも、科学に興味のある小中学生なら、最後まで読み終えることができるほどのわかり易さだ。

著者はつくば市にある高エネルギー加速器研究機構の准教授。長い金髪で知られるニュートリノ研究者だ。これまでにも『すごい実験』や『すごい宇宙論講義』などの一般向けベストセラーを書いている。

本書は現在も公開されている同名の無料サイトを一冊の本にしたものだ。本文の内容に差異はない。しかもスマホ用に最適化しているため、書籍よりも無料サイトのほうが読みやすい人もいるだろう。

しかし、あまりに良くできているコンテンツなので、プリンターで印刷して教育用に配っている人も現れはじめたというのだ。それゆえにこの本の定価二千円は教育者にとっては安いものだし、明らかに書籍のほうが一覧性は高い。読むだけでなく、辞書を引くように使える本なのだ。

第1章は原子と原子核についての説明だ。さすがにそんなことは知っていると思っていたのだが、目からウロコの話がどんどん出てくる。ポロニウムという放射性物質で暗殺されたロシア人の話も出てくるし、その危険なポロニウムを使っている市販の静電気除去ブラシの写真も登場する。しかし、それらの話題はけっして読者の興味を惹くための脱線ではなく、それ自体に意味があるように書かれている。

読者にポロニウムの実例を提示してから、そのつくり方を説明する。結果的に読者は現代の錬金術である核変換についても知ることができるのだ。

放射線については正しく怖がることが必要だ。

※週刊新潮より転載

こちらはアマゾンのレビューにあったものを紹介します。

口コミ
口コミ
この本を全て読んだからって放射線のことが全てわかる訳ではないけれど、自分で考えるきっかけにはなる。
今のカリキュラムは知らないが、多分、大学で専攻した人以外は放射線についてほとんどわかっていないはず。問題になっている今だからこそ、基本的なことを知らしめていくことは極めて重要だ。
口コミ
口コミ
著者の軽快でユーモアに満ちた文章のファンといっても過言ではない。
最初に思ったのはレビュータイトルの通りである。
読みやすく放射線についての基礎知識を説明し、読者が自分の頭で考えることの重要性を繰り返し強調している。写真、図、イラストも豊富で読みやすいです。
みんな自分の頭で考えよう! そのためには正しい知識を学びましょう。

放射線の人への影響、守り方まで書いてある

放射線に対する臓器の感受性にも触れられており、??Gyの線量が与えられると細胞レベルでどんな影響がでて、体にどのような症状がでるのか

生殖、妊娠に関する影響も書かれており

受精卵が着床するまでの期間(受精後8日間)
着床後から8週間
8週間~15週間
8週間~出生後まで

この4つの期間それぞれについて、??Gyの線量が胎児に与える影響が説明されています。
それだけではなくて、放射線の遺伝的影響についてもしっかり説明されています。

遺伝的影響に関してショウジョウバエやマウスをつかったデータがあります。この研究ではたしかにハエとマウスの両方に遺伝的影響が表れました。

では人間にたいしてはどうでしょう
放射線を人間に当てて研究することはできませんから、人類の歴史上たった2回だけ行われた核兵器の実戦使用について、広島と長崎での被爆者の追跡調査が行われました。

ハエとマウスの結果から人間でも遺伝的影響は表れそうですが
結論をいうと人間に遺伝的影響はみられませんでした。

放射線による影響は必ず出るはずだが、調査した人たちが浴びた放射線の量が少なかったために、有意な統計が取れるところまで至っていない」と、放射線の影響を調査結果に矛盾しない範囲でできるだけ高く見積もっておきます。そうして提示された、遺伝的影響についての名目リスク係数は、0.002 /Svです

第5章 人体への影響について考えてみようより

なんでも放射線のせいにしないで!

 

放射線のデマに対して

問題は、そういった人たちが、他の人たちを巻き添えにしようとすることです。自分たちだけで恐れていると滑稽に見られるから、他の人も巻き込んで、自分たちだけがおかしいわけではない、これが普通だ、ということにしたいのです。だから、そういう人たちからの「巻き添え」を防ぐために、僕はこのサイトを始めました。

終「ゼロリスク」を叫ぶ無意味さより

放射線、

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