もうそろそろ修士2年目に突入します。最終学年になるので卒業や将来の道に向けて本格的に力をいれる年にもなりますね!
この記事では修士2年目の研究活動や、謎の多い大学院生の就活についても書いていきます!
2年目の授業。
大学院では1年目に授業をとりおえるはずなので、2年目に授業をうける人はほとんどいないと思います。
この記事でも書いていますが、期末試験はありませんし、レポートもほとんどないでしょう。院生にもなって講義をサボるひともほぼいないと思いますが、出席さえちゃんとしていれば単位はもらえます。

就活はいつから?
院生になると大学だけではなく外部の施設とも関係を持つことになるため、修士2年目の春から一斉にスタートとは言い切ることはできません。
修士1年目の行動が就活をより簡単にするのか、ちょっと難しくなるかを決めると思います。
病院就職パターン
技師免許を持ち、病院等で働いている学生は修士1年目から正規の話がくるかもしれません。ぼくの友人は修士1年目に病院から「来年は正規で働かないか」とお誘いがあったと言っていました。
最終的にほかの病院を狙うことになっても、臨床経験の有無はおおきなポイントになると思うのでやめずに働き続けることもおススメしておきます。
国家試験に落ちちゃったひとは頑張って修士1年目に合格しましょう。そこで落ちれば本当に後がありません。
メーカー就職パターン
マイナビなどの就活サイトに登録してインターンに申し込みます。
ぼくの場合は夏に1社、冬に2社のインターンに参加しました。3つとも数日間もつづくインターンではなく1日で終わる日程。
内容は班にわかれてワークショップを行ったり、工場見学をしたところもありました。
その説明の中ではそこでしか聞けない医療業界の課題など、面接のときに役立ちそうな話題を多く仕入れることができました。
OBの方ともお話しする機会もあるため、OB訪問のアポをとったりするのもアリだと思います。1~2月に行われるインターンに参加するとそのまま選考がはじまるパターンもあるようです。
研究職・技術職パターン
ここで紹介している企業、官庁にも放射線技師の免許を持っている人たちが働いています。臨床からは離れることになりますが、病院よりも良い給料がもらえるかもしれません。
規制庁は直接関係ありませんが、JAEA、QST、日本原燃などは第一種放射線取扱主任者免許所有または試験合格していれば落ちることはないでしょう。
JAEAや規制庁は夏季インターンシップを行なっているので、入職を考えている人は
絶対に行った方が良いです。
面接の難易度がいい意味でかなり変わりますし、面接時に話せる内容も増えます。
めんどくさがらずに行きましょう!
【研究職】
機構のミッションに沿った基礎研究や応用研究又は技術開発に従事し、自ら独創性・革新性をもって新しい手法や技術を考案し、研究計画を立て、実証していく職員です。生み出した研究成果を論文にすることや学会で発表することも求められます。
【技術職】
業務に必要となる専門的な知識を習得し、技術的専門性を活かして幅広い視野を持って安全確保や原子力技術の高度化に係る活動を行う職員です。
従事する業務は幅広く、原子力に関する技術開発、放射性廃棄物の処理処分や設備管理効率化等のニーズに基づく新技術の開発、研究施設の運転・維持管理、安全・放射線管理、研究施設等の建設や工務等があります。
学生時代は、研究装置を製作する回路設計等を行いながら物性の研究を専攻していました。「放射線」については、あまり勉強したことはなかったのですが、少し興味がありました。就職活動を行っていた際に、安全管理業務という分野を目にして、調べるうちに興味を持ち、放医研では、この分野の技術者になれるのではないかと思い志望しました。
放射性物質を取り扱う施設が放医研には多くあります。研究者等が実験や研究等を行う際に必要な放射線に関する手続きや放射線に関する管理などを主に行っております。また、放射性物質を厳格に管理するための空調管理業務や、放射性物質の廃棄物に関する処理設備の運転等、多種多様な業務を行っています。
研究職員は、原子力規制庁本庁に勤務し、原子力規制行政における課題に対応するための最新知見を収集するとともに、自ら生み出す研究活動(安全研究)を実施することが重要です。
このため、原子力規制庁の研究職員は、安全研究の成果に関して研究論文の発表や原子力規制委員会技術報告書等の公表を行うなど積極的な研究活動に従事します。
また、研究職員は、安全研究を通じて得られた最新知見を、原子力施設等の規制基準の制定や改正、審査、検査及び放射線防護等の規制行政における技術的な支援を行います。
原子燃料サイクル事業に関する企画・調査、原子燃料サイクル施設の設計・建設・運転・保守管理ならびに製品等の生産管理、核物質防護、放射線管理、研究開発、社内情報システムの設計・保守 等
おもてに出てこない求人を手に入れる
「コネ」も含んでいいと思いますが、これは指導教員やあなたの人脈が全てを決めます。
また、インターンでもその求人を手に入れることができる場合があります。スカウトみたいな感じでインターンの最中や終わったあとに声がかかります。
めちゃくちゃ早くに内定をゲットできますが、これを蹴ることはできません。
研究活動
修士論文としてまとめる研究をいつまで続けるかはこれは人によります。
この記事は2月に書いています。
僕の場合はまだデータをとり終わってもいません。それに指導教員からは「研究をどうまとめていくかもう1度話し合おう」といわれる始末です。
データをとり終わっているひともいて、その人は修論を書き始めつつ別なテーマの研究を進めたり指導教員が進めている研究の手伝いもしています。
論文に名前も載せてもらえますし、自分の研究業績にもつながります。