はじめてのamazarashi武道館公演、朗読演奏実験空間『新言語秩序』へ!!
待ちに待ったライブに行ってきました!
追記!
この武道館ライブ『朗読演奏実験空間“新言語秩序”』がアジア&国内最大のクリエイティブアワード「Spikes Asia」、「ACC TOKYO CREATIVE AWARD」で金賞を受賞しましたね!!

武道館に行けて最高だった!! pic.twitter.com/n2mPdSulDx
— ピカリ@院生 (@Pikari_blog) 2018年11月17日
もう1回みたいのでディレイも申し込んでしまいました!
追記:11月25日のディレイにもいってきました!
武道館ライブへつづくスマホアプリが登場!「検閲」への抵抗運動に参加せよ
「未来になれなかった全ての夜に」ライブ感想
武道館ライブDVDのリリースは3月27日に決定!
地方都市のメメント・モリのライブツアー感想!
アルバム「未来になれなかった全ての夜に」のリリース日は?!
amazarashiのコメントをおさらい
前回の「地方都市のメメント・モリツアー」でバンドとして一つの大団円を迎えてしまったと僕は感じました。amazarashiをはじめたときに目標にしていた音楽と表現に一先ずではありますが、到達したのです。なので今回の武道館公演は、僕らが今できる表現を全て注ぎ込んだ記念碑であり、これからのamazarashiを占う試金石です。
「新言語秩序」は言葉のディストピアの物語です。ディストピア物語では、権力や大きな企業が支配する監視社会がよく描かれますが、今回問いかけたいのは一般市民同士が発言を見張りあう監視社会です。そしてそれは、現在のSNS上のコミュニケーションでよく見る言葉狩りや表現に対する狭量さをモチーフにしています。昨今感じる、表現をする上での息苦しさから今回のプロジェクトを立ち上げました。
「新言語秩序」プロジェクトはリスナー皆さんで作る参加型のプロジェクトです。僕らは今までの集大成である言葉と映像と光を駆使しメッセージを届けようと試みます。そこに皆さんの意思が介入し、一つの結末へと向かいます。
傷つけられた言葉。嬉しくて嬉しくてたまらなかった言葉。そういう『言葉』の積み重ねで僕らは形作られています。是非この抵抗運動に参加して、この言葉達の行く末を見届けてください。
秋田ひろむ
リビングデッド公式ページより引用
秋田日記を読み返すと2018年のライブのテーマは「言葉」だと秋田さんはいっています。
「言葉」の積み重ねで人はできている。これを伝えられたらと4月の時点で思っていたようです。
ぼくはこの記事を書いているときに気付いたんですが、上にある秋田さんのコメントのなかに歌詞にも使わているフレーズが1か所ありますよね。
小説『1984年』が新言語秩序の原点
“ビッグ・ブラザー”率いる党が支配する全体主義的近未来。ウィンストン・スミスは真理省記録局に勤務する党員で、歴史の改竄が仕事だった。彼は、完璧な屈従を強いる体制に以前より不満を抱いていた。ある時、奔放な美女ジュリアと恋に落ちたことを契機に、彼は伝説的な裏切り者が組織したと噂される反政府地下活動に惹かれるようになるが…。
東西冷戦をモチーフに、人間と権力の危険な関係を暴露し、全体主義への警鐘を鳴らした20世紀ディストピア(反ユートピア)小説
政府による強固な監視体制、情報の改ざんが行われる社会。そしてその政府に反発する地下組織は「新言語秩序」の世界によく似ています。
スターライトのときと同じように、ある物語をベースに新言語秩序も作られていたんですね。
また武道館ライブの楽曲映像やアプリ、ゲリラショップに使われた「101」という数字などはこの小説から直接的な引用がされている。
詳しくはこちらへ
MC、口上は無し
1番最初のポエトリーが終わった後いつもの「青森から来ました、amazarashiです」を秋田さんが唱えたあともちろん直ぐに2曲目へ
今回は『朗読演奏実験空間』であり、『千分の一夜』や『虚無病』のように新言語秩序の小説の朗読に合わせてライブがすすんで行きました。
数曲歌ったあとに小説の第1章を秋田さんが朗読、その後また数曲やって次は第2章がという感じ。
会場は360度解放されておりましたが、小説の朗読が終わるたびにステージが回転して別な方角を向いて歌ってくれました。
ぼくは1階北スタンドにいてほぼ真正面からステージをみることができました。
座る場所によってはスクリーンに対して角度がつき過ぎて見づらい人がいたかもしれません。
セットリスト
ワードプロセッサー
リビングデッド
空洞空洞
季節は次々死んでいく
第一章.txt
自虐家のアリー
フィロソフィー
ナモナキヒト
命にふさわしい
第二章.txt
ムカデ
月が綺麗
吐きそうだ
しらふ
第三章.txt
僕が死のうと思ったのは
性善説
空っぽの空に潰される
カルマ
第四章.txt
独白
小説の朗読が終わってからの曲がほんと良い曲を選んでくれました。
それに千年幸福論やラブソング、ねえママからもピックアップしてくれて…
今回のセットリストは1曲1曲が新言語秩序の世界にマッチしたものになってました。
カルマは通常ver.の歌詞でした。ぼくも1回くらいは別バージョンのカルマを生で聴いてみたいですね!!
映像は全て新言語秩序用に
ライブに使用された映像はすべて新言語秩序の検閲が掛けられ、まったく新しいものに。
別な曲では「穴を掘っている」のMVのように言葉ゾンビたちのSNSに歌詞が表示されたり、テンプレート言語、再教育を伝える新聞や言葉ゾンビ、シンパたちの集会を伝えるポスターがモチーフになったりと。歌詞は読むことはできましたがつぎつぎと塗りつぶされる演出もなされていきました。
「僕が死のうと思ったのは」ではある人物の遺書がモチーフになっていましたね。
「独白」は”だれ”のものか
検閲済みだった独白がこのライブで解除され、実多の「独白」であることが分かりました。アプリで読める第4章.txtはまだ検閲が解除されていなかったのです。
確かに、あの第4章.txtの終わり方があっけなさすぎだと思ってました。
小説を読んだ人ならだれでもそう思う終わり方ですよね。
新言語秩序からみれば都合のよい終わりですが、一つの物語としてみればなんのまとまりもなく突然の結末……
みごとに騙されていました。
アプリの力で「検閲は解除された」だからその内容は正しいと思い込んでいました。
希明のマイクを受け取らず新言語秩序として正しい行いをした美多。が真実ではなく
希明のマイクを受け取り
実多が自分で自分を検閲しこれまでとじこめてきた言葉を『独白』し「言葉を取り戻せ」と呼びかける。本当の真実。
『独白』検閲解除済み音源を聴く方法はあるか?
内容がほとんど聞き取れない「検閲済み」は当然ニューシングルのリビングデッドできくことができますが、武道館ライブで聴くことが出来た『検閲解除済み音源』はいまのところ新言語秩序のスマホアプリ上でしかきけません。
“新言語秩序”のための一曲ではありますが、その世界観を抜きにしてもこの「独白」は良い曲だと言い切れます。
ぜひとも新言語秩序のアプリではなくiTunes上で聴くことができるようにしてほしいかなとも思います。
それか、武道館ライブのDVD化は当然あると思いますので、その初回生産限定盤に『独白』の解除済み音源がついてくれたら嬉しいです。
【追記】 武道館ライブDVDの発売が決定!
武道館に行った人、行けなかった人、ライブ・ディレイビューイングに行けなかった人もこのライブDVDの発売情報を心待ちにしていたと思います!!
詳しい内容はこちら!

武道館ライブのDVDには映像作品だけではなくライブの音源がはいっているCDもついてきます!
このDVDを買うことによって『独白の検閲解除Ver.』を聴くことができます!!
ディレイビューイングに行ってきました!
武道館ライブをもういちど見たい!!とおもったので武道館ライブ終了後にディレイを申し込みんでチケットをゲット。六本木のほうに参加しました。
武道館できいた生音には勝てませんでしたが、音はクリアに聞こえるしはなをすする音もひろってましたね。
ライブビューイング用のカメラのおかげで秋田さんが新言語秩序を朗読している様子もドアップで見ることができましたし、秋田さん、バンドメンバーがいたハコを思いっきり俯瞰で見ることもできました。
北スタンドの席からはわからなかったのですが、この秋田さんはファン投票で選ばれたハットを被って歌っていたんですね!ディレイの映像をみて初めてきづきました!

第4章の希明がマイクを差し出した所から、ぼくの心臓の鼓動もどんどん速くなっていっちゃいましたね。その後どうなるかはわかっているんですけど
「独白」へと続く重要なシーンはやっぱりイイですね!!
全国ツアー「未来になれなかった全ての夜に」

武道館ライブ当日になって2019年の全国ツアーの情報が発表されました!
11月17日から会員先行予約が始まって、抽選結果待ちのひとも多いと思います。
ということはまた新しいアルバムがもうそろそろ発表になるでしょうかね?!
ここ数年のamazarashiはいろいろとペースが速い気がします。amazarashiだけが仕事じゃないメンバーも当然います。どうか身体だけは壊さないで欲しいです!
amazarashi Live Tour 2019
前売¥5,800(ドリンク代別)/ 当日¥6,800(ドリンク代別)
※5/1 愛媛、5/12 熊本、5/18 新潟、5/19 石川、5/25 青森、5/31 広島、6/21 東京、6/29 京都はドリンク代なし
▲2019/4/29(月・祝) 大阪・Zepp Osaka Bayside
問い合わせ キョードーインフォメーション 0570-200-888
▲2019/5/1(水) 愛媛・松山コミュニティセンター
問い合わせ デューク松山 089-947-3535
▲2019/5/6(月・祝) 東京・Zepp DiverCity Tokyo
問い合わせ ホットスタッフ・プロモーション 03-5720-9999
▲2019/5/11(土) 福岡・Zepp Fukuoka
問い合わせ キョードー西日本 0570-09-2424
▲2019/5/12(日) 熊本・熊本県立劇場演劇ホール
問い合わせ キョードー西日本 0570-09-2424
▲2019/5/18(土) 新潟・新潟テルサ
問い合わせ FOB新潟 025-229-5000
▲2019/5/19(日) 石川・本多の森ホール
問い合わせ FOB金沢 076-232-2424
▲2019/5/25(土) 青森・リンクモア平安閣市民ホール
問い合わせ キョードー東北 022-217-7788
▲2019/5/26(日) 宮城・SENDAI GIGS
問い合わせ キョードー東北 022-217-7788
▲2019/5/31(金) 広島・上野学園ホール
問い合わせ 夢番地 広島 082-249-3571
▲2019/6/2(日) 愛知・Zepp Nagoya
問い合わせ サンデーフォークプロモーション 052-320-9100
▲2019/6/21(金) 東京・NHKホール
問い合わせ ホットスタッフ・プロモーション 03-5720-9999
▲2019/6/23(日) 北海道・Zepp Sapporo
問い合わせ ウエス 011-614-9999
▲2019/6/29(土) 京都・ロームシアター京都 サウスホール
問い合わせ キョードーインフォメーション 0570-200-888
チケット先行予約 オフィシャルモバイルサイト「APOLOGIES」
http://m.apologies.jp/
11月17日(土) 〜 11月25日(日) (会員のみ)
11月26日(月) 〜 12月2日(日) (会員同行者含む)
一般チケット発売日
2019/1/19(土)
※公演当日は、コンサート収録を行う可能性があります。お客様がカメラに写り込む事があるかもしれませんので、予めご了承ください。
今回のツアーでは東京と青森の2公演行く予定です!
いままでは1公演ずつ行っていたんですがメメントモリのときにもう1公演いけばよかったと後悔したので。
