物化生が難しすぎて諦めて帰ったひとは多いのではないでしょうか。
合格基準に足切りがあるため、受験したことがあるひとは分かると思いますが、さいしょの科目である物化生が終わると教室にいるひとの数が一気に減りますよね。
半年くらいの時間をかけて勉強してきたのに、それが物化生が始まってから105分でパーになるなんて…
そんなことはもうしたくないですよね。
合格率21.7%だった第62回の1種に合格したぼくが物化生で5割以上とるための問題の解き方を紹介していきます。

前提:過去問はかならず数年分やる
主任者を勉強するとき誰もが言われることですね。
はっきり言えば過去問を周回することが合格への確実な道です。
数年分の過去問をやると
「あ、これ見たことがあるな」という問題が結構でてきます。それに
「数年前の問題と同じじゃん!」という問題もでてきます。
知らない問題を一から解くのと、知っている問題を解くのであれば後者のほうがぜったいに解けると思いますし、その問題にかける時間も短いです。
平成29年度の物化生では問1-Ⅱ、中性子のエネルギーに関する問題も過去に同じ内容が試験にでています。
平成30年度の物化生では問1のα壊変と反跳核の運動エネルギーの問題、エネルギーフルエンス、照射線量、吸収線量の関係。
問3では原子数、放射能の計算式の問題などあなたが絶対にみたことある問題が出題されてます。
初めて見るよくわからん物理の問2を飛ばしても問1、問3を正解するだけで39/117でした。あと生物が40問くらいあったので生物をはんぶん正解できたら足切りを回避できましたね。
得意科目を用意しておく!
物理、化学、生物はそれぞれ大体40問ずつ用意されています。得意科目があればその分野は30問くらい正解できるでしょう。
そうするとのこり約80問のうち20~30問正解すれば5割以上の正解数になりますよね。
得意科目をもっていれば50~60個も間違えて良いのです!
ぼくは「生物」を得意にするのをおススメします。
- 間違いに気づきやすい
- 物理・化学と比べて暗記量が少ない
- 計算問題がほぼない
間違いに気づきやすい
生物の問題こそ教科書の穴埋め問題!
間違えて選んでしまうと、完成した文章が不自然になります。問題のⅠ、Ⅱ、Ⅲは関連してますからそこでも文章の矛盾に気付けるかもしれません。
物理・化学と比べて暗記量が少ない
たとえばある核種だけを覚えてもダメですよね。
とうぜんその核種の壊変の種類、半減期、エネルギーなど数字を覚えなくてはなりません。
公式を覚えるのであれば分母、分子はどっちがどっちなのか、似たようなものばっかりを覚える必要があります。
生物もその用語に関連した情報はありますが物理、化学ほどではないと思います。
計算問題がほぼ無い
計算問題があまりないのは大きいです。
計算するのにも時間がかかります、もし間違えていたらやりなおし。沢山時間をかけても「1個の正解」しか稼げません。
生物は覚えている用語を文章の意味が通るように選んでいけば終わりです。計算につかっていた時間で何個も正解数を稼ぐことができますね!
パッと見わからない計算は飛ばす!!
大事なことなのでもう1度言います。
計算問題はわからなければ飛ばしましょう。
計算するのにも時間がかかります、もし間違えていたらやりなおし。沢山時間をかけても「1個の正解」しか稼げないのですから。
たしかに最初の計算ができないとその後に続く問題が答えられないということもあります。
しかし、計算せずに答えることのできる問題数の方が圧倒的におおいですよね。
この記事のテーマは足切りを食らわない方法でした。
50%以上正解できればそれでいいんです。
パッと見わからない計算は飛ばして、どんどんさきに進みましょう。
選択肢の日本語に気を付ける!
日本語に気を付けるとはどういうことかというと。
「大きい」「小さい」
「長い」「短い」
「大きな」「小さな」
「長く」「短く」
自分の解答を見直すとき、これらの選択肢には注意してください。
せっかく大小の区別がわかっていても、この微妙な言葉の違いで点数がへります。
焦っていたりするとこれをやらかします。
分からない問題などを諦めたのであれば、あとはケアレスミスをなくすだけです!!!